呪文ダメージには賢さキャップが設定されているので、一定以上のダメージが出ないようになっています。賢さキャップの仕組みとそれぞれの上限値について解説します。
賢さキャップ
呪文系のダメージには賢さキャップというものが設定されています!
知っている人にとっては今さらかもしれませんが、賢さキャップってなんですか?という質問をたまに見かけるので改めて解説します!
物理攻撃は攻撃力に比例してダメージが上がるので、攻撃力が高ければ高いほど大ダメージを与えられます。
呪文攻撃は賢さに比例してダメージが上がりますが、一定値を越えるとそれ以上はダメージが上がらなくなってしまいます。
その値のことを賢さキャップと呼んでいます。
具体的にどういうことか見てみましょう。

実験に使うのはこの2体のモンスターです。
どちらもドルクマを覚えていますが、賢さの値に注目してください。
ホミロンは賢さ375、ヘルヴィーナスは賢さ493となっています。
この状態でドルクマ+0を使ってみます。

ホミロンのドルクマが307ダメージ、ヘルヴィーナスのドルクマが370ダメージとなっています。
賢さに比例して威力が上がっていることが確認できます。

それでは次に、2体に杖を装備させてみます。
賢さが64上がるので、ホミロンは439に、ヘルヴィーナスは557になりました。
この状態でもう一度ドルクマを使ってみます。

ホミロンのドルクマはダメージアップしているのが体感できるレベルですが、ヘルヴィーナスはそこまで大きくは上がっていないことが確認できます。
つまりこれが賢さキャップです。
ドルクマは賢さ500を越えてもダメージがそれ以上高くならないように設定されているのです。

インテラをかけてみると2体のドルクマの威力がほぼ同じになりました。
これは賢さが1段階上がったことでホミロンの賢さがドルクマの賢さキャップに到達したためです。
実際には賢さ差による追加ダメージがあるのでヘルヴィーナスの方が若干高いダメージが出せます。
賢さアップは1段階で1.5倍、2段階で2倍に上昇します。
つまり素の賢さが334の場合賢さ1段階で、250の場合賢さ2段階でキャップに到達します。
これが「呪文モンスターは無星でも使える」と言われる理由です。
◆呪文ごとの賢さキャップ
賢さキャップは公表されている値ではないため、それぞれ調べて確定させていくしかありません。
現在判明している賢さキャップをまとめます。
・賢さ400
単体回復:ベホイミ
単体呪文:メラ、ヒャド、デイン、ドルマ
・賢さ500
全体回復:ベホマラー
単体中級呪文:メラミ、ライデイン、ドルクマ
単体上級呪文:メラゾーマ、ギガデイン、ドルモーア
全体上級呪文:バギクロス
・賢さ600
単体無属性呪文:サイコキャノン、くらくらクラッカー
全体中級呪文:ヒャダルコ、ベギラマ、バギマ、イオラ
全体上級呪文:マヒャド、ベギラゴン、イオナズン
全体呪文:ハロウィントリック、パンプキンタイフーン、ティンクルスコール
ランダム呪文:ヒャドマータ、イオマータ、ドルマータ
・賢さ1000
ランダム無属性呪文:サイコストーム
まとめ
呪文モンスターにスキルのたねを振る場合、装備とたねの上昇分で賢さキャップに到達するように調整すると無駄がありません。
秘めたるチカラなどで賢さが自動的に上がるモンスターはそれも考慮すると効率がいいです。
例えばゾーマにスキルのたねを振る場合、賢さ1段階アップだと667、賢さ2段階アップだと500でちょうどサイコストームのキャップに到達します。
特に最近流行りのサイコストームやマータ系のようなランダム呪文は、賢さの増減によって大きくダメージ幅が変わります。
たねや装備で調整したり、インテラをパーティに組み込むなどキャップ付近まで賢さを上げる工夫が必要になってきます。